人は進化の過程において森から生まれてきたという。今からおよそ1万年前に農耕と牧畜が始まり村や町をつくりやがて国が生まれて文明社会が始まった。
刀耕火種とは、林を伐採し、火を放って草木を焼き払いその場所に場所に種をまくという意味。それは焼畑と言われ、森林に住む人間が生きていく上で必要なサイクルの起点である。
時代と共に自然環境が大きく変化し、人と自然との在り方が問われている。
時代の分岐点にある課題をもう一度見直すきっかけとして、土地の物語を背景とした展示を行っている。
美しく壮大な景観が幾世代までも続くように願い、森から生まれる次のいのちを照らす象徴として、「森のたねのゆくえ」を共に考えたい。
2017.5 天竜アートキャンプ@熊平キャンプ場
2017.11 掛川茶エンナーレ@粟ケ岳山頂付近
2018.10 めぐるりアート静岡@東静岡アート&スポーツ/ヒロバ
2019.11 脈動する彫刻@東北芸術工科大学
2022.2 感覚の森へ@浜松市鴨江アートセンター
2022.2 木下琢朗展@豊岡梅園
2022.11 森からの伝言@東栄町でんちょろ場付近広場
2022.12 自然/ジネン@東静岡アート&スポーツ/ヒロバ
2023.1 @浜松市フラワーパーク
火の造形は、この「刀耕火種〜森のたねのゆくえ〜」から始まった。